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History
小児循環器科には、稀少疾患や個人差の大きい疾患がたくさんあります。
我々は世界中の知見を集めながら、愛知県で難病に苦しむ子供たちの治療選択肢を増やすことに日々努めています。しかし、専門性が高いため、すべての地域・施設で同じ医療水準を維持することは現実的ではありません。その格差を地域連携によって補完しながら診療をしています。
多様性・少子化・地方格差といった社会構造の変化は、我々の診療に大きな影響をもたらしています。愛知県に住む子供たちの医療体制を考えるにあたっては、国や学会の提唱を吟味しながら、この地域の特色を加味した議論が必要です。
医師が集う場はたくさんありますが、小児循環器科が愛知県という行政単位で一同に会する空間はありませんでした。地域の限られた医療資源で、重症度の高い心臓病の子供たちを守っていくには、物理的な時間と距離を解消できるネットワークづくりが急務となっています。
こうした背景から、2025年に県内で活動されている小児循環器科医にお声をかけさせていただき、本サイトを開設する運びとなりました。連絡網・情報共有・地域の知見蓄積としての役割を担い、産官学を動員して愛知県に有益な活動が生まれるきっかけをつくっていきたいと思います。
文責:大森 大輔
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